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今年はネガティブなことが少なくて嬉しかった。携帯のディスプレイが粉々になったくらいかな……。
3位 新しいバイト
5月からイベントやライブのお手伝いをするバイトを始めた。ようやく合ってるバイトに会えたな―という喜びもあるけど、イベントの裏側が見れたことが意外と楽しかった。未だに大工って尺寸法を使ってるんだ、とか大学の学費払いながら働いている人っていっぱいいるんだ、とか、あと日の出前に起きると意外と体調がいいとわかったり。あと、韓流はテレビに映らなくなっただけで半端じゃない集客力があることも体感でわかって、見識が広がった気がする。まあ、絶対に就職はしたくないけど。
3位 ポーランド旅行
散々悩んだけど優劣つけられなかったので3位に。
一人で海外旅行行くの初めてだったけど行けてよかった。観光地なら適当英語でなんとかなること、チェックインと搭乗中の違い(間違えてポーランドに置き去りにされかけた)、海外旅行の楽しさを知った、という海外旅行そのものでの発見。異国の町並みや異国の料理を味わう楽しさ。そしてアウシュヴィッツ。アウシュヴィッツに行ったら悲惨さを思い知るかと思ったら(もちろん160cmくらいあるのに25kgに痩せた女性の成人女性の写真とか見て思うところは色々あったけど)、一番印象に残っているのは明るい冬の空の下のアウシュヴィッツの妙な綺麗さとフォトジェニックさ。綺麗に区画分けされ、広々としたアウシュヴィッツはやっぱり近代の産物なんだなあ、と感じた。あんな広いところに人間を沢山詰め込んで片っ端から殺そうとか、想像つかないけど、殺そうというより効率よく処理しようぐらいの気持ちだったんだろう。
あと観光地としてすごく整備されてたのも興味深かった。ネタにしろとは言わんが、語り継いでいかないと人間は悲惨なことでもすぐ忘れてしまうと思うから、すごく正しいと思う。
2位 卒論
今年の下半期はこれのことばっかり考えてた気がする。自分の集中力の無さとか文章力の低さとか思い知らされたのも発見だったなぁ……。しかし、結果的には大学6年間に考えていたことが全部詰まった卒論になったのが、上手く伏線を回収した長編ミステリーみたいでちょっと感動した。まあおかげで全然終わらないわけですが。
1位 就活と就職
今年の上半期はこれだった。まあやる前から就活に関しては思うところが沢山あったし、今もあるんだけど、やってよかったとは思う。自分が何をやりたいのか(と何をやりたくないのか)を、面接で話す内容を考える時にクリアに出来たのがすごい収穫。来年からは無い頭を絞る日々。卒業できればですけどね!
2013 小説ベスト3
今年は卒論の本を読んでたせいで小説を10冊程度しか読まなかった。しかも、最後に呼んだのが7月。うろ覚えですがベスト3
3位 パラダイス
黒人コミュニティの話。ぼんやりとしか覚えてないですが、実際の派閥争いの部分と父祖の神話的部分の噛み合わせが面白かったのを覚えてます。結構長かったな。
2位 赤と黒
たまには古典でも読むか―、と手に取った。中身は近代フランス版島耕作みたいな出世物語でした。レーナル婦人との逢瀬とかマチルダとの恋模様とかほんと読ませる。愛とサスペンスと王党派に対するスタンダール個人の嫌悪が印象的だった。
1位 恥辱
去年読んだ「マイケル・K」がすごい良かったが今年読んだ「恥辱」もよかった。この人のモチーフの使い方は本当に素晴らしい。今作はバイロンがとても印象的な使い方をされている。あと、やっぱりこの人の文章からは南アフリカのなんもない広大な砂漠が浮かび上がってくるのがすごい好き。訳がいいのかもしれないけど。
2013 人文書ベスト3
趣味で読んだ本はほとんど無く、卒論関係ばかり。「立法者と解釈者」は面白いんだけどまだ読みきってないので来年のランキングへ。書名は多少省略。
3位 美馬達哉「リスク化される身体」
alt='リスク化される身体 現代医学と統治のテクノロジー' title='リスク化される身体 現代医学と統治のテクノロジー' />
卒論の役に立ったなあ、というだけでなく読み物としてすごく面白く読めた。現役の医師がこういうことを書くというのはとても素晴らしいことだと思う。リスク論って結構抽象的だけど、ここに挙げられてる保険テクノロジーとかリスクパニックとか卑近な例はあるので、これを読めば結構すんなり分かるのでは(自分は色々勉強になった)。読めないほど抽象的ではないけど、応用が効かないほど具体的ではない、入門書のお手本のような書籍。
2位 イアン・ハッキング「偶然を飼いならす」
「なるほど、フーコーの考え方を受け継ぐ人はこういう本を書くのね」と妙に納得させられる一冊。非―歴史的な書き方をしてるせいで微妙に読みづらいけど、リスク論とかやる上では欠かせない名著。ちなみにこれは統計の話ですが、これの前著「確率の出現」もつい先日日本語訳が出版。一年早くしてくれれば卒論で使えたのに……。ぶっちゃけ内容を把握しきれてないですが、最適な多数決の数(何対何か)についての論争やnormalという単語の事実的捉え方と規範的捉え方の差、とかはよくもまあ見つけてきたなという素晴らしさ。ハッキングってすごいね。
1位 北田暁大「責任と正義」
社会学がどうとかいう問題ではなく、「理論ってここまで出来るんだ」みたいな本。とにかくすごいとしか。一応すんごいショボイとはいえ理論系の卒論を書いた身としては尊敬というか憧憬というか。中身は複雑だけど一々論理の追い方が丁寧なので読みやすい。正義の問題って、正義という単語が人に暴力をふるう免罪符のように使われてる今だからこそ、きちんと考えなくてはいけない問題。こんな本書いてみてー。
2013 映画ベスト3
今年は映画を沢山見た。ただ何見たか記録してないんだよなあ……。覚えてる範囲でベスト3。
3位 アイアンマン3
ポーランド帰りの機内で見た。会話がすごくハリウッド的面白さでテンポよく見れた(直前に見たワイルド・スピードが自分史上何番目かにつまらん映画だったことも影響してるかも)。ラストの戦闘で次々にスーツに乗り換えるスピード感は非常に爽快。あとエンドロールがかっこよかった。
2位 君に読む物語
恋人がいるからかもしれないけど、このタイプの映画を見ると昔より心に響くようになった。ラストはベタだけど感動する。おばあさんの演技もすごく上手くて、それゆえに心が傷んだ。邦題もすごくいいな。
1位 パシフィック・リム
今年じゃなくて人生で一番好きな映画。劇場で2回、機内で1回見た。オープニングからタイトルまではほんとにずっと鳥肌立ってた(比喩ではない)。あんなに興奮する映画ってもう次いつ見れるんだろうレベル。また見たいわ―。日本の特撮リスペクトの映画をハリウッドでメキシコ人が作るという皮肉。でもハリウッドクラスの予算がないとここまでの作品はできなかったので何ら問題ではない。日本政府はクールジャパンとかアホなこと行ってないでパシフィック・リム2に国家予算を投じて欲しい。あとデル・トロを宣伝部長に任命しろ。
2013 音楽アルバムベスト3
今iTunes無いからわかんないけど(こんなんばっかだな)、多分今年初めて聞いたアルバム。というか今年借りたアルバム殆ど聞いてなくてびっくりした。
3位 田村ゆかり「木漏れ日の花冠」
木村カエラの「HOCUS POCUS」とすごく悩んだけど、楽曲のバリエーションの広さでこっち。どちらもアルバム通しての完成度がすっごく高かった。「エトランゼ」みたいにアイドルの曲なのにバキバキのベースラインを趣味で持ってくる曲、好きです。
2位 森山直太朗「あらゆるものの真ん中で」
森山直太朗の言語感覚、というか単語のチョイスってすごい。「ラクダのラッパ」とか「グングルパーニャ」とかどうしたら書けんだ(御徒町凧がすごいのかも)。シンプルなだけに歌詞が響くアルバム。
1位 RHYMESTER「ダーティーサイエンス」
すごすぎるこれは。日本語ラップを黎明期から拓いてきた彼らが2013年にこれを書けるという凄さ。そしてまさに今のRHYMESTERだからこそ書ける歌詞。こんだけキャリア積んでも昔のリバイバルに陥らず、進化を志す意識の高さが作ったアルバム。「 It’s A New Day」「The Choice Is Yours」の2曲は感動すると同時に、この2曲以上に2011年からの2年間に対する誠実かつ音楽的な返答を知らない。
2013年12月31日23時43分33秒コメント:0