どこまでも嘘八百タイトルなし

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金をね。最近下ろしている訳だ。郵便局にある郵貯をだ。どんどんなくなっていく。凄まじい勢いだ。使ったのはおみやげやらイヤホンやら。ここ何週間かで半分くらいになった。その状況下で携帯を買う。今度こそ買う。しかし今日。欲しいものが出来た。宇仁田ゆみという漫画家の漫画が欲しい。欲しくて欲しくて堪らない。多分このままでは中野の古本屋に行って買う。買ってしまう。押さえられないこの衝動。また、また金が減る。くれ、金をくれ。まさに亡者。しかし人は生に執着する亡者ではなかろうか？
と、哲学的な見解を示す。俺かっこいい。恥が無いな。最近は特に。しかし宇仁田ゆみの漫画が楽しいのは事実であり、また己がそれを欲しているのもまた事実。ああいう彼女が欲しい。ああいう恋愛がしたい。まさしく理想型だ。自分の周りにはああいう感じは無い。何だかみんな殺伐としている。怖い。その剥き出しの感情が、欲望が、怖い。本気なのか嘘なのか分からないところが怖い。その勘違いが、過剰な自意識が。周りが異質なのか、己が歪なのか。そのどちらともなのか。なに一つ分からない。分かる日が来るのも、来ないのもどちらも恐ろしい。

2006年08月17日23時42分25秒コメント：0

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