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--年--月--日--時--分--秒コメント:-
「ええ」
「なんか評判が色々で」
「ほう」
「まず一つ。『色が薄い。まさかサーモンピンクだとは。もっと色が濃いもんだと期待していた』」
「ああ、これはねえ。弁解させていただくとですね、無いんですよ、濃いピンク色が」
「ちゃんと探したんですか?どうせ無精してそこら辺で見たから買ったとか……」
「いやいや、探しましたよ?吉祥寺、原宿、渋谷、高円寺。でもないんですよ」
「じゃあなぜ最終的に吉祥寺で購入したんですか?」
「それは、今のパーカーを見た後に向かいの書店には入ってですね、んで本屋出たらものすごく購買意欲が高まりまして、それでお買い上げという流れです」
「正直面倒だった」
「いやいや、そんなことは」
「……まあじゃ、次の質問『リバーシブルなのは興味深い』」
「興味深いって……。みんな『ふーん、リバーシブルなんだ』くらいの反応でしたよ?」
「でもまあ、人生初のリバーシブルということで」
「ああ。まあ」
「今のお気持ちは?」
「もう慣れた。つうか古典の範囲が長すぎる」
「まあそれはいいとして、なぜリバーシブルを?」
「これねえ、試着したときは気付かなくて。ちなみにしましまの方が表なんですけど、それで店員の所にいったら」
「ちなみにその店員はロナウジーニョそっくりだったとか」
「あれがロナウジーニョとそっくりだったら、俺ブラピとそっくりだけどな」
「あなたそんなイケメンでしたっけ?」
「そっちじゃねえ。んで、まあだからリバーシブルだから買った訳じゃなくて、買ったらたまたまリバーシブルだったと」
「初めてエロゲを買ったときの言い訳みたいだ。『面白そうなゲームだと思って買ったらたまたま18禁だったんだよ!』」
「ひとかけらも言ってねえ!」
「まあそんな言い訳がましいあなたに対する感想。『思ったより似合ってる』」
「似合ってないってあまり聞かないと思ったけどどうせ裏でボロクソにキモいキモい言われているのだと思うと駆け出したくなる」
「『似合ってるよ、いろんな意味で』は比較的多い感想でした」
「要は近所にいるピンクのシャツ着て犬の散歩してるような頭のねじの少し緩んだおっさんみたいな感じで似合ってるということでしょう。それは初めて着たときも思った」
「近寄りがたさにますます磨きがかかった、と」
「せめて表面上はまともな人のようでありたいと願うんですが、世の中ってままなりませんね」
「体は普通、頭は奇抜が目指しているところなのに、これじゃ本物になってしまいますよね。このパーカーは本物への道の大いなる一歩ですよ」
「現実から目を逸らして生きていけるよう頑張ります。パーカーは買ってしまったんでボロボロになるまで着ます。たとえ何呼ばれても」
「背中に哀愁が漂ってますね。漢の背中です」
「墨文字ででっかく『完』ですか?」
「残念ながら携帯では字をでかくすることすら出来ない……出来るのかもしれんが方法を知らん」
「いや、もうあなたの背中には漢の哀愁が張り付いてますから、完って書くだけで大きな墨文字に見えるはずですよ」
「そうか。じゃ最後はかっこよく」
完
2006年12月05日02時24分01秒コメント:1
コメント
最近のトレンドだよhttp://hima-hima.jugem.jp/
2006年12月06日19時55分44秒 | URL |実里 #CngzPNvo | 編集